びび庵

今日という新しい日に

入院当日

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さて、年が明けて半月経ち、とうとう入院する日になりました。

この日は寒いけれど快晴で入院日和(?)と相成りました。

11時に家を出ればよいので、余裕のある朝。

普段どおり朝のルーティンを済ませて書類と荷物を確認。

やっぱり一番の心配は愛猫のこと。

入院6日間の中1日、猫を飼っている友人にシッター(エサとトイレの世話)をお願いしました。

そして当日の朝、留守番を頑張るようにと何度も猫に言い聞かせました。これは入院が決まってから毎日のように言っているので聞き飽きたかのように

『ふにゃ~』と気のない返事。

それでも心配は尽きず猫の顔を両手で挟んで『ほんとに大丈夫ね?頑張るのよ!』と言うと『しつこい!うるさい!』と言わんばかりに振り切って別の部屋に行ってしまいました。

家を出る間際に夫と先代猫たちの写真に『行ってきます。留守中見守ってください』と手を合わせて、いざ出陣。

病院へは毎回車で行っていたのですが、入院中のパーキング利用はお控えください、とのことだったので、タクシーで行くことにしました。

***

到着後、受付で入院手続きを済ませるとすぐに病棟へ案内されました。

まずナースステーションの横で身長と体重を測定。自己申告よりも身長は2㎝低く、体重は2㎏多くてちょっとビックリ。身長は寒くて背中が丸まったから、体重は寒くて沢山着込んでいるから、と冬の寒さのせいにして自分を納得させました。

病室は3階にある4人部屋で、窓際のベッドをあてがわれました。窓は北向きで薄暗いです。まあ、どうせ寝てばかりいるのだから気にしないけれど。

ベッドはそれぞれカーテンで仕切られていて、見えないのですが隣と斜向かいに人の気配がします。向かいのカーテンは解放されていて、名前の書いていないベッドがあり空いているようです。

しばらくすると看護師さんから6日間のスケジュールを渡され、説明を受けたあと荷ほどきしていると昼食が来ました。どれどれ。いただきます。

・・・

手術前で元気なだけに旅行気分でいましたから、想像以上に美味しくなくて心が折れました。おかずはどれも味が薄くて量も少ないのに、ご飯がてんこ盛りで食べる配分に悩みました。

そして食べ終わるころ看護師さんに『食後にこれ飲んでくださいね~』と怪しげな飲み物を手渡されました。

どうやら下剤のようです。明日の手術前までに出し切れとのこと。薄めたクエン酸水のような味でした。

***

昼食後、まったりとベッドに横たわりながら、緊急時の連絡先を引き受けてくれた友人にLINEで入院を報告。術後に担当医から彼女に連絡がいくことになっていることも伝えました。

病院内を探検がてら売店に行きお菓子を買ったりもしました。

夕方にシャワーを浴びて再びベッドでくつろいでいたら『おへそのお掃除をしまーす!』と看護師さんがカーテンを開けて言いました。手術でおへそを切るらしい。こわいのう。

おへその掃除は2,3分ほどで終わり、その後は持ってきた本を読んだり、うとうとしながら(明日手術だから夜ご飯は無しかな~)と思っていたら普通に配膳されたのでテンションが上がりました。が、昼と同様におかずとご飯の配分に閉口。しかし、翌日は午後から手術のため、朝から絶食で次の日の昼まで何も食べられない、という悲しい知らせがあったので、昼には出なかったみそ汁でご飯を流し込みました。

21時の消灯まで友人とLINEをしたり、本の続きを読みながら過ごしました。

夜中は昼に飲んだ下剤が効いて何度もベッドからトイレを往復しました。

つづきます・・・

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